腱鞘炎
- Yasuyuki Otsuka
- 2023年11月14日
- 読了時間: 2分
更新日:6月4日
腱鞘炎は「腱」ではなく「筋膜」のサインかもしれません
腱鞘炎というと、一般的には「腱と腱鞘の間の摩擦による炎症」と説明されることが多いですが、実際の臨床現場ではそれだけで説明がつかないケースも多く見られます。
トータルボディケアスカイ宝塚では、腱鞘炎の多くは前腕の筋肉(特に伸筋群や屈筋群)の過使用による筋膜癒着が起点となり、その結果として腱に過剰な負荷がかかり、局所的な炎症や痛みへとつながっていると捉えています。
このため、痛みの出ている腱ではなく、その腱につながる筋肉や筋膜の滑走不全に着目した施術を行います。
また、手首まわりの骨格(手根骨や橈尺関節)のアライメントを整えることで、構造的な負担を軽減し、自然治癒力が働きやすい環境をつくっていきます。
腱鞘炎は、安静だけでは改善しないことも多く、長引くケースでは周囲組織との滑走障害が背景にある場合も少なくありません。
手をよく使う方、同じ動作を繰り返すお仕事や育児中の方にとっては、「ただの使いすぎ」では済まされない慢性的なストレス源となってしまいます。
痛みが長引いている方、湿布や固定だけでは改善しない方は、ぜひ一度当店までご相談ください。
機能と構造の両面からアプローチし、手首にかかるストレスを根本から見直していきましょう。

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